【学習会の記録】キャリア教育×アクティブラーニング~宮原先生を招いての学習会~
長年キャリア教育の実践および研究をされてきた宮原清さん(福岡魁誠高校)を招いてのワークショップを行いました。キャリア教育実践の視点から、現在のアクティブラーニングの流れを俯瞰するたいへん魅力的な講座となりました。私は、ファシリテーターを務めました。
【進行】
挨拶・趣旨説明(5分)マグネットテーブルの説明&席替え(5分)
第1部【講演】「キャリア実践演習」のプログラム開発(45分)
第2部【ワーク】「アクティブラーニング」のランキングワーク(45分)
(1) アイスブレイク
(2) 「アクティブラーナーに必要なもの」などについて個人思考
(3) 10分✕3セットで、ホスト1~2名を残して2、3セット目には、興味のあるテーブルに座る。
休み時間&元の席に移動
③【講義&ワーク】「コミュニケーション効力感尺度」(15分)
(1)PKT(ペチャクチャタイム)グループ内で感想を話し合う(10分)
(2)共有タイム(全体での情報共有の時間)(10分)
(3)リフレクション・事務連絡(5分)
【参加者のリフレクションから(一部抜粋)】
・宮原先生の情熱的な語り口、先進的な取り組みは、私の教師としての人生を変えました。ありがとうございました。
・授業者・学習者の双方が、コミュニケーションを図るための素地を持つことがアクティブラーニング成功のために重要なことではないかと思いました。
・アクティブラーニングがコミュニケーション力の育成につながり、それば進路決断能力、社会形成意識に関係しているというのがとても印象的だった。
・さらにグループワークを取り入れたい。今日体験したような「グループ入れ替え」も全体への発表の前に試してみたい。
・「アクティブラーニング」に対してあまり積極的でなかったのですが、キャリア教育とのつながりを知ることができ、考えが大きく変わった。やります。
・とてもいい研修会でした。他の県や異校種の方と知り合いになることができ、とても楽しく学ぶことができました。
・生徒が消費者の状況になっていると学ぶことができたのは、大きな収穫となった。この状況を変えるためにもアクティブラーニングを実践したい。
・生徒の成長を信じるやさしさが欠けていたと思います。「チームに貢献」がなかなかうまくできませんでしたが、自分自身に「貢献力」が欠けていたことに気づきました。教師としての生き方の指針をもらえたような気がします。
・そもそもアクティブラーニングって?といった状態で参加しました。知らない言葉ばかりで少々恥ずかしい思いをしましたが、学びたいという気持ちが強まりました。元気をもらった数時間でした!月曜日から学校が楽しみです。
・アクティブラーニングの「手立て」を求めて来ましたが、大切なのは私達の「意識」を改革することだと痛感しました。
・様々な方法を提示していただけ、体験することができるのが嬉しいです。機会を今後とも大切にしていきたいと思っています。大変お世話になります。
・それぞれの立場がありながら、その想いの根底は共通であることが分かった。
・私たちに必要なことは教科の専門知識とその教科に対する熱い想い!!
・多くの先生方がALに興味・関心をお持ちであることがわかった。
・「50分」授業内で効果的にできるアクティブラーニングを開発したい。
・アクティブラーニングをやってみようとしているがうまくいかないことも多いです。同じようにうまくいかないと悩んでいる方々も多いので試行錯誤しながらチャレンジしてみようと思います。
・意欲のある先生方に出会えてさらに学ぼうとする意欲が高まった。
・ALという言葉があふれ、どう学び実践していくのかを考えていました…というより、消極的でしたが、やってみようと思えるようになってきました。
・アクティブラーニングに対して抱いていた不安や困惑など少しとれたかなと感じています。やはり教員として幅広い教養・関心、そして常に楽しみながら学んでいく気持ちは絶対必要だと思っています。それが、アクティブラーニングの絶対条件だと改めて認識できました。
・(ALが)進んでいる学校や先生方とそうでない所の格差が広がっている部分が不安です。
・時間があれば、もっと講義の時間をとっていただきたい。とても充実した研修会だと感じています。
・熱い想いを持った先生方に触れあえて刺激をもらいました。しかし、学校に帰れば一人…というところが、生徒よりも何よりも一番の壁です…。
・今日はありがとうございました。また集まりたいと思うので、何をしたい?ということをヒアリングしていただてもいいかと思います。
今回は60名を超える実に多様性に富んだ参加者の集まりとなりました。講師の方と一緒にファシリテーションを行うのも、心強いだけでなく自らも勉強になります。これからもこのような機会を意図的に増やしていければと思いました。
お忙しい中講師を務めていただきました宮原先生、ビックリするほど遠くから駆けつけていただきました皆さん、様々な都合の合間を縫って参加していただきました皆さんにあらためて感謝いたします。