チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践、職員研修の記録

新年度2回目の授業 ~レギュラーの授業について~

単元は「有性生殖」について。まずは、教科書の「山中伸弥先生からのメッセージ」を読んで気になったところや気づき、感想をプリントに記入。その後、クラスで共有しました(LTDを意識)。

 

ここでは「真っ白な気持ちで自然現象と向き合うこと」の大切さについて記入をしている生徒が目立ちました。

 

単元の内容に入る前に、OPPAのシートの診断的評価に相当する問いに答えます。(生物はどのようにして、遺伝的多様性を保っているのだろうか?)また、生物の授業の重点目標を確認し、各自で行動目標を定めました。

 

簡単に意見をシェアした後に、KP法で有性生殖の概要を私が解説。その後、次の組み合わせの語句3つの違いを明確に説明できるようになることを目標に教科書を読み取る活動を行いました。

生殖細胞・配偶子  ②接合子・受精卵   ③ 接合・受精

ここでは、ペアでジャンケンをして、勝ったほうが尋ねるという形式で3回戦おこなっています。

 

同様に、無性生殖の概要をKP法で説明した後に、④分裂・出芽・栄養生殖の違いを読み解き、説明し合う活動を入れました。

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内容を押さえた上で、同形配偶子→異形配偶子→異形配偶子(精子・卵)の方向で進化した理由、さらにゾウリムシが有性生殖をする利点から、なぜ無性生殖ではなく個体の寿命がある有性生殖を選択する道を選んだのかを考察してもらいました。

 

ここでは、個人思考後、グループやクラス全体でのシェアを行います。ここで、学びがグッと深まる感覚を覚えます。また、多様なアイディアが出て来て、生徒と一緒に話していく中で、わたし自身も活動を楽しみました。

 

最後には、振り返りシートで、活動のリフレクションを行った後に、OPPAの診断的評価に相当する部分に、今日学んだことで大切だと思うことをまとめて終了しました。

 

今後、1回目の授業で決まった、パートナー(一人一生き物を選択)の増え方について、単元の前半で調べる活動を入れる予定です。

 

今年度もより良い授業を目指して頑張りたいと思います。