チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践、職員研修の記録

オープンでフラットな学びをつくる !アクティブラーニングワークショップを実施

地元学習会にて、いつかお会いしたいと思っていた筒井洋一さんを招いてのワークショップを実施することが出来ました。ここでは、私自身はファシリテーターを務めました。

 

【内容】

1.趣旨説明後、アイスブレイク(全20分)

(1)マグネットテーブルでの班編成(3分)

一度席を立ち、名札に予め記入した関心事をそれぞれ見せ合いながら、近い物同士でくっ付き合いながら班を編成する。会場全体で短時間にいろいろな方と交流。

(2)班内(1班6名)での自己紹介(6分)

 1人1分で名前と今日の体調、意気込み、カタルタを引いて一言。ここでも、鉄板のカタルタを利用。

(3)質問ひきだしワーク(5分)

 ペアを作り、質問をする役が次々自然な流れで質問をしていき、相手にある言葉を言わせたら終了というアイスブレイクを実施。順位が付くゲーム性のあるワークをと依頼があり採用。

 

2.ワークショップ

第1部 

(1)オープンでフラットな学び~京都からの発信(主体的な学びを育む実践報告)(30分)

(2)報告を受けての、班内での意見交換(20分)

第2部 アクティブラーニングについて~地元からの発信

(1)教員や学生、県内外より4名の実践報告(40分)

(2)話題提供を受けて席替えをした上で、班内での意見交換(20分)

 

3.リフレクション

(1)個人での振り返り(10分)

(2)全体での共有やコメント、告知など(10分)

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【参加者のリフレクション(一部抜粋)】

・ALの動きは、中央からではなく広汎に広がっています。仲間と出会う楽しみと現場に戻すことが楽しくなるように進めていければと思います。流れはもとに戻ることはありません。来るべき未来を創る仲間と出会えて光栄でした。

・アクティブラーニングをすることが目的でなく、課題を解決するための1つの手段であること、と考えると、ALを導入するハードルが少し下がったような気がします。

・なぜ、ALに自分が興味を持ち、やってみようと思ったのかを考えることで、自分の課題、学校の課題を整理することができました。

・「何かしなければ」という思いの方はどの学校にもいるはず。そういう思いを“つなぐ”ことが必要だと思いました。

・他校の先生方や大学の先生の方々が教育について危機感を持ち、ALに希望を見出していることを知り、勇気付けられました。

・多くの教育への情熱溢れる先生方と出会うことができ、様々な情報を交換できたことを嬉しく思います。

・ALを実践するのであれば、職場(生き方)においても、全てアクティブラーナーたれ!!というのは強く共感しました。

・ALもキャリア教育も、すべては生徒自身や学校の課題に返すものだし、ひいては自然に帰すものだという私の仮説に合致するお話ばかりでした。

・グループでのディスカッションも、4名の方の実践発表も、目測が広く、レベルも高く、しかも地域から変革のエネルギーを飛ばしているという点で、教育そのものに希望がもてます。

・アクティブラーニングにも様々な形があり、こうしなければならないという定義はないと思った。(自分で思うことを行動に移していきたい)

・今回の研修はよりよく社会とかかわるために必要な力、主体性・多様性・協働性の3つがすべてそろった会になったと思います。

・この学びの雰囲気を授業に取り入れたい!

・多くの先生方に出会い自分の道が大きく間違っていないことに安心しました。

・今回のネットワークを大切にしていきたいと思いますし自身でもALのスキル向上を目指していきたいです。

・オンラインで知り合った方々とリアルで会えてとてもうれしかったです。

・頭でわかっていたことが、本当に腑に落ちる、そういう気がしました。

・同じ学校で日常的にALについて議論できるような環境を作ってみたい。

・運営の皆さん、本当にありがとうございました。素晴らしい勉強会でした。

 

オープンかつフラットな場という意図が実現し、県外や学生をはじめ初めての方も多く参加され、貴重な意見を多く頂きました。私自身は、教育パラダイムのシフトに向けた、自らのステップが見えてきた気がしました。また、参加者の心に火が灯り勢いづくのを感じることができました。

快く講師を引き受けていただきました筒井さん、より良い学びの場を作っていただいた

参加者の皆さんに改めて感謝したいと思います。