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チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践の記録

授業評価(振り返り会)をワークショップ形式で実施

2015年度 授業実践

これまで授業改善や汎用的能力の成長の可視化を目的として、ルーブリック評価や尺度を使ったアンケートなどを実施してきました。現在の授業スタイル通しての生徒たちの変化を数値で確認したり、授業改善のヒントも得たりしてきました。今回は、生徒がより主体的に関わり、実感を伴って自らや仲間との活動について気づきを共有することを意図し、ワークショップ形式での活動を振り返り会(評価)を行ってみました。

 

ここでは、ワールドカフェを意識しましたが、50分授業内での十分な実施は、今回は難しいと判断し、単一のグループの活動を主としました。

 

【テーマ】

ラウンド①「これまでの生物の授業を通して、どのような面で成長できたと感じますか?」

ラウンド②「これから生物の授業を受ける後輩に向けてどのようなアドバイスをしますか?」

 

【ワークの流れ】

1.研究授業での活動の様子をビデオで振り返る(5分)

2.本ワークの目的と流れについて説明(5分)

3.テーマ①について、個人思考後(5分)、グループでディスカッション(10分)、クラスでの共有(5分)

4.テーマ②について、同様に進める。(20分)

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【生徒のコメントより(一部抜粋)】

テーマ①「授業を通して、成長できたこと」

・グループでの深め合いで、内容をより理解できました。

・相手の話に耳を傾ける力や、物事を関連付ける力が付きました。

・話し合いを何度もするうちに、班のメンバーが変わっても良い雰囲気、良いリズムが崩れずに活動できるようになった。

・一人一人が積極的に学び、発言できるようになった。

・疑問点がすぐに思いつき、何事でも関心が持てるようになった。

・グループワークが主なので協力する大切さや、その中で分かりやすく説明しようと個人活動にも力を入れることができるようになった。

・初めてこのような授業を受けたので、最初は戸惑うこともありましたが、回数を重ねると慣れてきて、自然とみんなで協力し、一体感のある授業になっていった。

・単語同士をつないで理解したり、関連づけが出来るようになった。

 

テーマ②「後輩に伝えたいこと」

・まず自分で考えて、少しでも疑問に感じたところは、班の人に聞きましょう。

・自分の意見をしっかり持ちつつも、他の人の話に耳を傾けると新しい考え方が出てくる。

・授業内容を今までの生活などと関連付けると、もっと濃い内容になる。

・自分の意見と他の人の意見を尊重する。

・興味を持って疑問を出し、自分なりに解決することで、思考力が身につき、自分の生活や生き物を面白く感じる!

・疑問に感じたことは、尋ねていくことで自分の担当以外のところも理解を深めることができる。

・最初は慣れないかもしれませんが、自分の意見と他人の意見を組み合わせたりすることで、新しい考えが生まれたり、幅が広がります。自分の意見を持ちましょう。

・頭を柔らかくして考えましょう。

・最初だけは、仲の良い人と座る方がオススメ

 

最初の頃は、数名からAL型授業に対する反発も出ていた3年生ですが、今回もワイワイ楽しみながら活動し、このような意見があちこちから出て来るまでになりました。生徒の様子を見ていると自信が付いてきていることも分かり、卒業に向けて着実に歩んでいるなと感じます。

 

2年生は、4月当初AL型授業に対する反発も無く、人数も3年生の半数くらいになります。また違ったアプローチが必要なのかもしれません。現2年生を育てていくことが、これからの当面の課題となります。

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なお、生徒が活動中に使った模造紙は廊下に貼って、意見を共有したり、AL型授業の様子を他の先生方に示したりするための資料として活用しました。