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チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践の記録

【沖縄】教育改革推進フォーラムで授業実践

沖縄にで、産業能率大学主催の教育改革推進フォーラムで、生物の授業をして来ました。授業に参加していただいたのは、主に生物の先生方でした。他教科からの参加もあり、ありがたかったです。範囲は、生物の「異種生物種間の関係」を扱いました。

2回目の登壇となるため、前回からブラッシュアップして、次のことを意図して授業を作りました。

①参加された方が少しでも試してみたいというツールを見出していただけること
②ALのマインドを体感していただくこと
③生物をALでやる意義を暗に示すこと
④通常授業と同じ形でやること(重視)
⑤参加者を信じ、チャレンジして楽しむこと(モデルを使った思考など)

 

【授業の流れ】

0.休み時間に、カタルタを各班に準備してアイスブレイク

1.授業の目的・目標をKP法で示す

2.それぞれの目標をシートに記入(OPPA)

3.看図アプローチ×旗揚げアンケート

4.KP法で、学習内容のアウトラインを説明

5.ベン図を使った思考(共生と寄生について記述)

6.ミニジグソー法(内容を分割して説明し合う)

7.矢印モデルを使った思考(共生と寄生について記述)

8.リフレクションカードを利用したグループ内のふり返り

9.個人でリフレクション(OPPA)

 

思いがけず、振り返り会の30分も自由に使って良いと伺い、用意していただいたものを活用しながら急遽次のように進めました。

 

【振り返り会の流れ】
①良かった点、質問の付箋を受け取り、その場で4象限に分類(休み時間5分)
※小林先生の授業見学シートの項目を利用(しくみ、仕掛け、教え方、支え方)
②授業の意図を話す(12分)
③②で回答できていない質問に答える(3分)
④グループでPKT(ペチャクチャタイム)(8分)…さらに理解を深めるための質問orコメントを考える活動
⑤A4用紙1枚に班の代表意見を記入し、前に貼り共有、回答、参考文献や学習会の紹介(2分)

 

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【感想(抜粋)】

◯様々なツールがあり、勉強になりました。ぜひ取り入れられるところから取り入れたいです。

◯いろいろな考えを知り、まとめるという作業がとても面白かったです。

◯話し合うことで新しいアイディアが生まれ、だんだんと形になっていった。その過程が楽しい!

◯リズム、仕掛け、テンポ素晴らしかったです。

◯実際の(通常)授業を体験できて良かった。

◯カードを使うことで生徒はワクワクして体験できると思います。

◯最初に目的や目標を示すことでしっかりと取り組む姿勢ができる

◯生物の関係性を記号や矢印で単純化し、図示するアイディアは理解を深めるのにとても有効だと思いました。

◯矢印の問いはわかりにくいからこそいろいろ意見が出ておもしろかったです。

◯導入のクイズが授業内容の動機付けとして有効だと思いました。

◯生物のセリフを考えるアイディア楽しかったです。

◯互いのことを尊重して授業をすることができるので良いと思います。

◯やるべきことが時間ごとに細分化されていて、集中して取り組みに参加できる。

◯すっと入ってくる展開がよかった。

◯手品のように様々な手法を使い分けられてました。職人ですね。

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矢印モデルは、矢印にどういう意味を持たせるかという前提から考えていただくというチャレンジ問題でした。ループ図やベクトル、XY座標など多様な方法で表現していただきました。ここでは、生態系全体としてバランスを保てていること、そこへのヒトの関わり方などに言及するオープンクエッションにつなげました。特にこの部分は、楽しみながら授業をしていました。

 

最後には、各班から1つ質問やコメントを出していただきましたが、深い問いでよい場作りができました。授業では、短時間でさまざまな活動を入れるというタイトな流れでしたが、参加者のみなさんが楽しみながら参加していただけたこと嬉しく思いました。

 

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生徒に実施する際には、問いをさらに焦点化してみること、リフレクションカードの使用法のアイディアなど私自身も楽しみながら、気づきを得ることができました。

 

この場にまた呼んでくださったこと、たいへんありがたく思います。また、授業づくりのアイディアをいただけた先生方、このフォーラムでまた新しいつながりができたこと、参加されたみなさんに感謝したいと思います。

 

【参考文献】

小林昭文『ケース別 授業実践の悩みはこう解決!』

キャリアガイダンス vol.405 2014.12

「アクティブラーニングで変わる 授業と生徒の未来」より

http://souken.shingakunet.com/career_g/2014/12/vol405201412-3a96.html