体験入学でAL型授業を実施~高校生アシスタントとつくる授業~
体験入学で、AL型の20分の授業体験を実施。中学生が楽しく学び、新しい気づきがあったと思えることと、本校の高校生も場づくりに参画し考えを深めることを目的としました。
ここでは、高校生アシスタントとして各班に1人ずつ入ってもらいました。アシスタントの生徒とは、事前に授業の流れや配付資料、気になる点などを教師と一緒に話し合う機会を設けました。ここで示す内容は、同僚の先生と事前に練り合っていましたが、生徒の声を反映してさらに手を加え本番に備えました。
【当日の流れ】(20分)
①自己紹介(2分)
②アイスブレイク(共通点探し、3分)
③看図アプローチ(麹菌の写真を利用、10分)
④資料の読み込み(写真の解答となるもの1分)…生徒の意見を反映させ作成
⑤まとめとリフレクション(4分)
※6回の授業終了後、サークル対話にて振り返り会
ここでは、看図の解答が、学校の各学科の活動と実は繋がっていることに気づくようデザインしています。授業後のリフレクションでは、このような形式の授業を今後も受けたいと答える生徒は95%以上という結果でした。
アシスタントの生徒たちは、それぞれ難しさを感じつつも、介入の頻度や方法を考えながら役割りを果たしていました。中学生が徐々に打ち解けていく様子や帰り際に笑顔になる様子を見て、良かったと話しており、一緒に場づくりをしていく楽しさを私自身も感じることができました。
振り返り会では、写真の鮮明さが答えの質に影響がある点などを含めさまざまな気付きが共有されました。
資料作りに関わった、アシスタント以外の生徒が案内役で教室に入り授業を一緒に受ける場面がありました。そのとき、自分たちの意見が反映されている資料を見て、とてもよい笑顔となっていたのが印象的でした。
通常の授業ではなかなか出来なかったことがいくつか実現できた授業となりました。