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チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践の記録

オンラインフューチャーセッション風ワークショップを実施〜学生・生徒の特性を活かし伸ばすための授業づくり〜

フューチャーセッション風に「サークル」という手法をイメージして、Googleハングアウトを使った『オンラインALカフェ』を様々な属性や地域の方々10名で実施しました。まず簡単な趣旨を説明した後以下のように進めていきました。

 
【進行】
①目的 の確認
②問い の確認
③チェックイン (自己紹介&ひとこと)
④サークル(話し合い) 
⑤チェックアウト (振り返り)
 
【目的】それぞれの特性を発揮して成長できる授業について理解を深める
 
【問い】学生・生徒の特性を活かし伸ばすための授業とは?
 
【役割】
○ ホスト…招集、プロセス進行 (担当)
○見守り役…間の提案や、簡潔に話し てもらえるように声がけ。
 
【ルール】
○注意を持って傾聴
○意図を持って話す
○グループの充足に貢献する
○好奇心を持ってその場にいる
○秘密を尊重する
○沈黙を尊ぶ
 
【内容】
まず研究室において生徒の特性を活かした指導をされている方に、お話を伺い話題提供をして頂きました。
 
ここでは、ストレングスファインダーやVSSといったツールを利用している事、その詳細について伺いました。
 
特性が似た者同士でチームを作ると安心感があり、早く成果が出せるが、その後伸び悩む傾向があること、バランスよく違うもの同士を組み合わせた場合には、取り掛かりには時間がかかるが、気づきがあったり、その後伸びが良いということが確認されました。
 
もちろん他のツールを活用したりワークショップで特性に気付かせる、観察で推測する手もあるとのいう意見も出されました。
 
授業では、同じような能力の子同士を組み合わせると、その生徒同士にあった問題(より高度なもの等)に取り組めたりするため、満足感は高い傾向にあるそうです。しかし、あえて役割を固定化させない事を意図して様々な組み合わせにすることも、成長のためには必要ではという意見も出されました。
 
また、そうした場合に理解の差が生じるが、その場合には自分にフォーカスするのではなく、チームにフォーカスさせる方向で調整をするという実践が紹介されました。ここでは、教師側が承認、傾聴、発問をするファシリテーターとしてのスキルを発揮する必要があるとのことでした。
 
適性検査は、進路選択だけでなく授業でも充分活かせるのだという気づきも共有されました。
 
今後の教育のあり方として、個性に気づきそれを伸ばすための教育活動を行うためには、①様々な学びの場を提供する、②結果だけでなく、プロセスにフォーカスするような活動が必要になってくるのでは、とまとめられました。
 
同時に、このような授業を普通に実施するためには、多人数への対応など、まだまだ越えなければならない壁があることが確認されました。
 
今後とも継続的に情報交換をする場を作っていこうということで話がまとまりました。授業づくりなどを通して様々な立場の方と繋がり(トランス・ローカル)私たちも「共創」していきたいと思います。教育を通してより良い社会を創造していきたいです。
 
【参考文献】
ボブ・スティルガー(2015)「未来が見えなくなったとき、僕たちは何を語ればいいのだろう」英治出版