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“アクティブラーニング型授業”実践の記録

【読書記録】未来が見えなくなったとき、僕たちは何を語ればいいのだろう―震災後日本の「コミュニティ再生」への挑戦

アクティブラーニング型授業を実施する根拠のいくつかは未来にあり、それを肌感覚で語るのが難しいと感じることもあります。そんな中出会ったのがこの著書です。
 
著者のBob Stilgerさんは、地域や組織にイノベーションをもたらす対話づくりのプロであり、東日本大震災後は、社会変革ファシリテーターとして復興のために寄り添った活動を行っています。本書では、東日本大震災時の様子を軸に、社会の変容が起こる際の現場での様子や有り様などが分かりやすく解説されています。さらに、未来を創るフューチャーセッションにおける場づくりの際の、考え方やツールが惜しみなく紹介されています。

フューチャーセッションの手法や、パワフルな質問(「自分自身を考える」「コミュニテイや職場について考える」「日本の社会を鑑みながら」)については、学習会でもテーマとして取り上げたいと感じました。さらに、授業づくりのヒントにもなりそうだと思いました。

さらに「トランスローカル」という言葉とも出会いました。これは、違う場所・地域で同様の仕事をする人同士がつながっていくことを意味しています。そして、システム全体の変容は、異なる地域でそれぞれ同じテーマで活動する人々が互いにつながり始め、学びを分かち合い、次に起きることを共に考えるようになったときに起こり得る、と紹介されています。このフレーズは次のアフリカのことわざと共に、今の自分にとって特に印象的な内容でした。

「早く行きたいなら一人で行け。遠くに行きたいなら一緒に行け。」

未来が見えなくなったとき、僕たちは何を語ればいいのだろう――震災後日本の「コミュニティ再生」への挑戦

未来が見えなくなったとき、僕たちは何を語ればいいのだろう――震災後日本の「コミュニティ再生」への挑戦