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チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践の記録

教員のアクティブラーニング型授業体験に協力

県立教育センターで、研修会の協力者として、アクティブラーニング型授業を小中高先生の先生方に実施してきました。講師の先生によるアクティブラーニング型授業についての意義やアイスブレークがきちんと済んだ後での授業だったため、はじめての経験でしたがスムーズに取り組めました。iPadの使用を急に申し出ましたが、センターの指導主事の先生方が、すぐに対応して下さり無事に進めることができました。内容は次の通りでした。

 

単元: 光合成
【導入】 授業の目的とグラウンドルールの明示、GCP(グーチョキパー)アンケートによる導入。
【説明】光合成の概要と流れを説明。合間にグループ内で確認する時間をとる。
【活動①】グループ内のディスカッションを通して、教科書などを参考に内容理解を深める。
【活動②】問題演習をグループで取り組む。(記述、穴埋め、フローチャート、テーマの活用問題)
【確認テスト&リフレクション】○×形式の試験。活動過程と学習内容の振り返り。

 

導入では、グラウンドルールを示すことで安心して活動が出来る場を作ることを目指したり、GCPアンケートでは、これから全員が参加するという雰囲気や、何を発言しても大丈夫という雰囲気づくりを意図して行いました。

 

授業後は、授業者が傷つかない振り返り会が実施され、約40名の先生方からポジティブなフィードバックを受け、自らの授業について振り返るという贅沢な時間を持てました。

 

【コメントより一部抜粋】
○高校の理科でも暗記じゃないスタイルで授業をされている先生に出会い、ホッとしました。

○このような形での授業は初めてでした。確かに「自分たちでやってやる」という能動的な気持ちを持つことが出来ました。

○アクティブラーニングにより自分自身の中の「学びたい」という気持ちに気づくことができました。

○私も早く学校に戻り実践をしたいです。

○全員が発言できるようにするための素地を作られていたところがとても参考になりました。

○優しい口調で指示されていたので抵抗なく学習を進めることができました。

○ICTの活用もわかりづらくなるところで使われていたので、よかったと思います。

○スライドと説明が段階的になっていてよかったです。(小→中→高の難易度)

○小学校の頃の経験をもとに教師を目指され実践されていること自体に感動しました。

●毎回、ワークシート、解答、チェック問題を作成されるのは大変でしょう。無理はされないようにしてください。

●生徒の活動が活発になれば、問題数は少なくても理解は深まっていくことが分かりました。

●グループにまわってきて、ひと言でもアドバイスや励ましがあるとさらに意欲が上がると思う。

 

これからやってみたいという思いを書いて頂いた方も多く、授業をして良かったと感じました。最後の●は、引っかかった言葉です。

 

講師の先生のワークシートは、一見シンプルながらも、様々な活動が起こるために必要十分な内容になっていることに改めて気づくことが出来ました。私も問題数は出来るだけ少なくしたつもりでしたが、生徒にどのようなことをさせたいのかを見直して、さらにシンプルな形に近づけるよう意識をしていきたいと思います。

介入の頻度とタイミング、活動の指示のさらなる可視化については、実践を通してさらにレベルアップを図りたいと思いました。

研修の中で、アクティブラーニング型授業を推進していく中で大切になってくることとして、次の2点が心に残りました。

 

●保護者になぜこのような授業スタイルを実施しているのかを説明していく必要がある。
●実践者が遅くまで残って授業研究をしていては、後に続く人が気が引けてしまう。

 

保護者の理解は今後必ず大事になって来ることに改めて気づくことができました。また、授業については、単純にやりたいことなどを足し算をしていくのではなく、いかに生徒も教員も負担が少ない状態で最大の効果を得られるように工夫していくか、という考えは大切だなという気づきを得ました。授業を実施する機会を頂けたことと素晴らしい研修に感謝しています。

 

【参考文献】

小林  昭文「ケース別授業実践の悩みはこう解決!」キャリアガイダンス Vol.405 (2014.12)リクルート

小林昭文「アクティブラーニング入門 (アクティブラーニングが授業と生徒を変える)」( 2015.4)産業能率大学出版部