チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践、職員研修の記録

体験型学校訪問〜授業デザイン会、授業見学、振り返り会〜

学校訪問として、4名の先生方をお迎えしました。最近は、振り返り会を組み合わせて行うことが多かったのですが、今回はさらに授業デザイン会もセットに実施しました。

 

4時間の滞在でできる限り学ばせていただきたいという強い要望があり実現できました。ありがたいことです。当日の実際の流れは次のようになっています。

 

【日程】

1限目

①挨拶、日程案内

②授業デザイン会(本校職員も自由参加)

2限目

③授業における工夫などを協議(デザイン会の流れより)

3限目

④模擬授業(生物基礎、植生の遷移)

4限目

⑤振り返り会

⑥AL職員研修の概要(看図アプローチ)

 

通常ならば完成した授業をそのままお見せするのが普通だと思いますが、授業デザイン会を通してフラットに授業を練り上げ互いにヒントを得る体験したいと思いがあり9割完成の授業(プリント印刷せず)でお迎えしました。よくやっていた校内研修での型を利用しています。

 http://albio.hateblo.jp/entry/2017/03/27/072906

(校内授業づくり職員研修~校内授業デザイン会、一斉授業見学、振り返り会~)

 

ここでは、ホワイトボードにて可視化しながら、授業づくりを一緒に行っていきます。普段とは異なり、意図やねらいを質問を通して、明確にしていく活動が入りました(自然の流れ)。

 

その後は、今課題と考えていることをオープンに伝え、フラットに意見を出し合いながら進めていきました。

 

1枚ポートフォリオの総括的評価に相当する部分を考える際には、最初は図や写真を使った看図的なものや演習という意見も出されましたが、生徒の持ち時間は5分という中でシンプルに問えるものが良いのでは?ということになりました。最終的には、前回記事にした通り、1文字の変更でそれを達成するという技に至りました。

http://albio.hateblo.jp/entry/2017/10/28/122601

(1枚ポートフォリオ(OPPA)のジレンマを越える2つのアイディア~授業デザイン会の成果として~)

 

参加者と共に新しい境地に進めたことが嬉しかったです。

 

模擬授業でもデザイン会で設定した問いなどもよく機能していました。さらに、振り返り会では、生徒が自ら疑問を持ち、教科書以外の資料を用いたり、必要に応じて教員に尋ねる中で理解を深めていた様子を褒めていただきました。連続してみていると気づきにくい部分まで伝えていただき、嬉しく感じました。

 

最後は、校内で実施したAL研修のスライドを用いて、背景や成果だけでなく、看図アプローチの活用についても共有することができました。

 

わたし自身爽快感が残る、より良い学びの場として学校訪問という貴重な機会を活かせたこと、今後の受け入れにも影響を与えそうだと感じています。