チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践、職員研修の記録

【大阪】KP法実践講座!~KPリレー初公開~

「KP法」著者の川嶋直さんとW講師という形での講座をさせていただきました。昨年度から主催者の今岡さんと3人で入念な打ち合わせの上で実施。準備段階から研修後まで、私自身学びの多いワークショップとなりました。

 

【スケジュール】

Ⅰ.午前(川嶋さん担当)

①KP法講座

②1枚KPを使った自己紹介

③個人でのKP作成(思考整理を体験)

④グループ内での発表+フィードバック

Ⅱ.午後(私の担当)

①グループでKP作成(合意形成を体験)

②KPリレー(KPR)で発表(KPセットをバトンに、全員発表)

③KPリレーのふりかえり

Ⅲ.ミニレクチャー(川嶋さん、私の担当)

・KP法を使ったアクティブラーニング紹介

・川嶋さんによる質疑応答コーナー

 

午前中は川嶋さんによるKP法講座。ここでは、個人でのKP作成(思考整理)や発表およびフィードバックの仕方について学び、同時に共通理解を持った上で午後の講座へとつなげる構成となっていました。

 

午後のKPリレーでは、参加者が教員だけでないことも視野に、私の中ではストレッチゾーンに近い5つのテーマを設定。昼休みに興味があるテーマに名前を書いて、時間短縮を図りました。

 

グループのKP作成では、かなりの意見の発散が起こっていましたが、それぞれが作成したミニKP等を、足したり引いたりしながら15枚程度のKPシートが70分程度で仕上がりました(合意形成)。

 

KPRでは、KPPT(KPポスターツアー)と異なり、人ではなくKPシートが動いていきます。そこで、同じ班の仲間のアドバイスがもらえる時間が設定されています(コソコソタイム、KKT)。

KKTについての参加された方からのコメント≫

こそこそタイムは大変役に立ったと思います。すべて終了後にもとのグループに戻った際に、自分の一つ前の人からのこそこそ以外にどんなこそこそがあったのかを皆で話し合えばよかったと今さらながら思いました。

 

【リフレクション】

KP作成時の適切なイントロダクション、個別また全体への声の掛け方、全体を見ながらの個別の介入方法など、ファシリテーターとしての振る舞いについて、川嶋さんの立ち振る舞いやアドバイスをいただきながら実践を通して学ぶこともできました。この貴重な経験に感謝です。

 

KPRは、やや複雑なワークにも関わらず、みなさんの協力のもと成功させることができました。意見の発散と合意形成過程を動的に観察することができた点でも、とても良い経験となりました。厳しい人数設定が必要なワークですが、さまざまな人数でも対応可能な方法についても考えることができ、次回以降のワークショップや授業に活かしていきたいです。

 

ミニレクチャーでは、共有の時間をとることができず、AL実践者としては、悔しい思いをしました。次に繋げます。

 

大阪自体を堪能する時間はあまりありませんでしたが、お会いしたかった方々とも交流でき、また素敵な新しい出会いもありました。これからの展開が楽しみです。

 

参加された皆さんに改めて感謝をしたいと思います。