チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践、職員研修の記録

クラスでの面接特訓!ワークショップ形式で実施

 就職する生徒がクラスの過半数を超え、切磋琢磨し合う雰囲気づくりを意図して面接練習もワークショップ形式で実施しました。一人で短時間で集中的に指導をする必要があったことも背景のひとつとなります。

 

【ワークショップの流れ】
①概要と目的を説明(全体5分)
②「Ⅰ.志望動機」について見直す(個人10分)
③ペアでジャンケンをして、面接官と受験生を決める。挨拶からスタートして練習。必ず1つは質問を入れる。
④面接官は、良かった点と改善のために愛のあるコメントを伝える。役割りを交代する(ペア10分)
⑤コメントを受けて再度見直す(個人5分)
⑥別のペアを組み③~⑤を繰り返す(ペア、個人15分)
⑦「Ⅱ.学校生活で頑張ったこと」について見直す(個人10分)
⑧③~⑥を繰り返す(ペア、個人15分)
⑨「Ⅲ.長所と短所」について見直す(個人10分)
⑩③~⑥を繰り返す(ペア、個人15分)
〈休憩15分〉
⑪「Ⅳ.違反質問」について確認(全体、個人、ペア10分)
⑫Ⅰ~Ⅳの練習を通して、「面接を受ける上で大切なこと」を考える。個人で考えたものをグループと全体で共有する(個人、グループ、全体10分)
⑬「面接を受ける上で大切なこと」を(1)内容(2)姿勢(3)気持ち、に分類し、今回の全体の気づきとして観点として共有
⑭「Ⅴ.自己PR」について見直す(個人10分)
⑮ペアを組み、ジャンケンをしてクラスを半分に分ける。勝った方が順番を選択する
⑯フィッシュボール形式で集団面接(30分)
 (1)受験生は試験監督である教員の前に一列に並び座る
 (2)残り半分はサブ試験官として、教員の周りを囲んで座る
 (3)挨拶後、順番に自己PRを話していく
 (4)サブ試験官は、⑬の観点を意識しながら、良い点をメモしていく
 (5)受験生全部の発表が終わったら、簡単にフィードバックを加え、役割交替
 (6)役割りを交代し(1)~(5)を繰り返す
⑰リフレクション(全体、個人10分)

 教員としての気づきも、要所要所でコメントしながら、全体で練習を進められるような声掛けを行っていきました。なお、ペアで練習する際には1回目の練習では同じ組み合わせでも可としましたが、2回目のペアは多様な組み合わせとなるよう1度も組んでいない者同士で練習するように伝えました。
 午前中3時間の練習であったが、互いに励まし合うような雰囲気の中、集中して取り組めていました。また、最後のペアでの練習時には、教員が外れて練習をしてもらったが、生徒だけで練習をすることができていました。他教員との練習も組み合わせながら、発展させていきたいと思います。