チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践の記録

LTD型オンライン読書会実施 ~課題図書「今日からはじめるアクティブラーニング」~

はじめてのオンライン読書会を実施しました。ここでは、「今日からはじめるアクティブラーニング」の第2章を予め、LTDの手法に則って予習する形で実施しました。それぞれのペースで取り組まれた上で参加されていましたが、活発な交流を行うことが出来ました。なお、会に先立ちmoodle内での自己紹介と相互コメントを実施しています。

 

【オンライン読書会の流れ】

1.オンライン読書会とLTDについての説明(10分)

2.LTDの手法に則り進行(時間は目安です)

Step 1 導  入 : 雰囲気づくり(3分)

  Step 2 語いの理解: ことばの定義と説明(3分)

 Step 3 主張の理解: 著者の全体的な主張の討論(6分)

 Step 4 話題の理解: 話題の選定と討論(12分)

 Step 5 知識の統合: 他の知識との関連づけ(15分)

 Step 6 知識の適用: 自己との関連づけ(12分)

 Step 7 教材の評価: 学習課題の評価(3分)

3.自由な意見交換(30分)

   Step 8 活動の評価: 学習活動の評価(6分)

 

Step2~4は、収束過程であり、自らの考えなどは入れられないためやや窮屈な感覚もありましたが、同じ文章を読んでいても、それぞれの関心などが異なるため一人で読むよりもより広く深く読めるような感覚を覚えました。

Step5~7では、これまでの経験や実践、似た理論などとの関連付けが進み、様々な視点から本の内容を越えて理解を深めることが出来ました。さらに、最後に自由な意見交換会を設け、校内でのAL普及に関する話題など本当に楽しく意見交換をすることができました。

漠然と行っていたALを一度類型化の型で捉え直すことで、自らがどの段階でのALを目指しているのかがわかるという気付きが出されたり、コルブの経験学習モデルなども含め、円ではなく螺旋状に進んでいくという理解やその形状などについても活発な意見交換が行われました。

さらに、最後には習得と活用の型をひたすらにまわすことでコンピテンシーが磨かれていくこと、多様性を認め合えるような自然の状態に近づいていくことが出来るのではないかとコメントが出された。

レポートやリフレクションについては、再度moodleに投稿してコメントを付け合うようにしました。

オンライン読書会、LTDの完全実施、新しいビデオ会議システムの使用など、新しいことばかりでしたが、ファシリテーションの心得のある意識の高い方々が集まり、心地よく学び合うことが出来ました。LTD型オンライン読書会については、学びの深まりや活発な交流、さらに地域を越えた繋がりにとっても有効であることが確認できました。さらに可能性を探っていきたいです。

場を提供していただいたり、参加していただいたみなさん、素敵な学びの場を本当にありがとうございました。

 

【参考文献】

安永 悟、須藤 文(2014.10)「LTD話し合い学習法」ナカニシヤ出版

安永  悟「LTD 話し合い学習法」JUCEJournal 2011年度 No.3

http://www.juce.jp/LINK/journal/1201/pdf/02_01.pdf

【課題図書】

小林 昭文、成田 秀夫(2015.9)「今日から始めるアクティブラーニング―高校授業における導入・実践・協働の手引き」 学事出版