チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践、職員研修の記録

アクティブラーニング型授業に関する研修会を実施

先週末に実施した、小林昭文先生を招いてイベントは、たいへん盛り上がりました。これまでの学習会とは異なり、県外からの参加や、大学や企業など多様な業種からの参加がありました。
 
アクティブラーニング型授業というと、PBLのような課題解決型学習や、生徒が単に動いている(Action)学習と解釈されることがあるそうです。これから職員研修などを実施する際には、言葉のズレも意識しながら、生徒の頭が能動的に働く授業を目指していることを伝える必要があると感じました。
 
質疑応答では、2時間の講義の中で20個近くの質問が出ました。
 
中でも、ハッとした回答は「私は、生徒の人生にとって重大なことよりも授業は大切だとは考えていない。」という言葉でした。これは、教師の説明時に私語があって、30秒以上待って少し介入をしても、どうしても止まないときには、その子達に何か大事なことがあると考えるという話の中で出てきた言葉でした。
 
また、生徒の質問に別の生徒が答えているときには、批判的な雰囲気となるのを避けるために、質問する側の生徒に「今の説明で分かった?」など介入をして、さらに質問をするようにして、行動を指示しないようにすることが大切と伝えられました。
 
場作りや生徒介入の方法については、気持ちに余裕を持って実施できるよう、ライフスタイルも含めて見直していく必要があると感じました。
 
さらに、これからの学習会では、地域や職種を超えた繋がりを大切に育んでいき、知識基盤社会に見合った新しい授業スタイルの構築と発展をチームとして目指していきたいと感じました。