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チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践の記録

生物基礎 プロモーションムービー作成 ~各章の魅力を後輩に伝えよう~

2014年度 授業実践

2年生物基礎の最終週に行った授業です。総復習と後輩への引き継ぎ(動機付け)を意識して、各章の魅力を伝えるためのビデオ制作を行うことにしました。当初は、出来た班から撮影を行う予定でしたが、準備時間確保のため、生徒から全体の前で発表会形式で行い、そのときに撮影と相互評価を実施してはどうかと提案があったため、そのように進めることにしました。

 

【内容】各章(全5章)の導入時に使用するムービー作成をする

① 1章を班で選択し、そこで学ぶ内容の簡単な紹介

② その章の内容と自らや社会との関連(もしくは他教科や他単元との関連)

③ その章の面白いところや、学んで得することなど

④ 後輩へのメッセージ

※ 班編成は、マグネットテーブル方式で自分が希望する章を選んでいる者同士で4人組を作る。

※ 班の名前は班内で自由に決める(人権的配慮については事前に促す)。

  例 ミトコンドリア班(OK)

※ ②と③は厳密に区別する必要はない。

  

【使用材料】

・A4用紙(KPシート)

・プロッキー

iPad(撮影用) など

 

【ムービーの時間/撮影形態】

・3分以内

・発表会形式で全体の前で発表しながら、次の班の代表が撮影を行う。

・各班の発表時に評価をクラス全体で行う。

 

【評価基準】

(1) 適切な態度(笑顔、声の大きさ)で分かりやすい発表が行われているか?

     1     2     3

(2) 各項目の紹介、関連づけ、面白さは、紹介されていたか?

     1     2     3

(3) ジェスチャーを入れたりや工夫を凝らした構成になっていたか?

     1     2     3

(4) 時間内におさまっているか?

     1     2     3

(5) 適切な役割分担が行われている様子が伝わるか?

     1     2     3

 

【スケジュール】

1回目 説明・発表内容検討

2回目 発表準備

3回目 発表会(撮影会)&相互/自己評価

 

短縮授業などもあり、短い準備期間でしたが、それぞれ工夫を凝らした発表が行えていました。私が具体的な例を示すかどうか悩みましたが、生徒の自由な発想を活かす意味でそれはしなくてよかったと思いました。撮影は、最近オンライン勉強会で知り合った物理の先生が実践されていた、生徒撮影を依頼するという方法で私もやってみました。さすがデジタルネイティブ、操作方法などはまったく説明は要りませんでした。さらに、リラックスした雰囲気で発表や撮影が行えていました。

 

発表では、ニュースキャスターになりきってニュース形式で「植物の遷移」について報道?したり、「免疫」の単元では、KP法を利用して本当に紙芝居形式でキャラクターを利用して発表をしたり、「代謝」では、ATPからエネルギーが生じるようすをそれぞれが分子になりきって紙吹雪をふらせたりと、私自身はとても思い浮かばないバラエティーに富んだ発表となっていました。

 

発表時には、撮影があることと相互評価があることから、生徒達も静かによく集中して見ていました。自らや社会との関連づけという視点から、1年間の総復習をざっくりとですが出来たように感じました。一方で、ややあわただしく発表&撮影が進んだ印象もあったため、撮影時の打ち合わせの時間を設けるなど、もう少し余裕を持った準備が必要だったと思いました。次年度の授業に発展的につなげていきたいです。