チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践、職員研修の記録

【読書記録】苫野一徳『勉強するのは何のため?―僕らの「答え」のつくり方』

知り合いの先生からのオススメで読んでみました。中・高・大学生向けに書かれたものですが、AL型授業に取り組む先生にもピッタリの本だと思います。個人的には、大学時代に哲学科への転部を考えて勉強した時期があったため、当時を振り返ることもできました。

 

勉強するのは何のため?という問いを巡って、哲学の話題を非常に分かりやすく説明されています。例えば、ある問いについてどちらが正しいかという二者択一があった場合、どちらかが正しいと思ってしまう傾向があることが「問いのマジック」という言葉で紹介されています。この習慣を育まないようにするためにもどちらも納得できるような第三のアイディアを見いだそうという「超ディベート(共通了解型ディベート)」が提案されています。

 

また、なんで学校にいかないと行けないのか?という疑問に対しても、「学ぶ力」を育むことや「自由の相互承認」という視点からも語られています。

 

今後、授業やLHRなどでも活用していきたいです。さらに、苫野先生とは、直接お会いしたり、コンタクトを取る機会を持ちたいと思いました。 

勉強するのは何のため?―僕らの「答え」のつくり方

勉強するのは何のため?―僕らの「答え」のつくり方