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チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践の記録

生物基礎(ジグソー&発信力のルーブリック評価) 研究授業&振り返り

2014年度 授業実践

赴任後初めての正式な研究授業。管理職や他教科の先生、外部からの先生含めて10名程度の見学がありました。

 

内容は「気候とバイオーム」。いつもと違うのは、社会人基礎力のチームで働く力「発信力」について、経済産業省のものを参考にルーブリック評価を行った点です。下のように授業を展開しました。

http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/h19reference.htm
 

①スライドによる説明(15分)

 目的やグラウンドルール説明時に、発信力における目指す姿を示す。インターラクティブイントロダクションを意図し、クイズ形式を基本に展開。校内の落葉樹や常緑樹、オリーブの木の葉などを示す。葉の特徴を自由に考えさせ(看図作文)、環境への適応と結び付いていることに気付かせる。

②省略型ジグソー法2によるグループ別学習(エキスパート活動を省略)(15分)

 4人1グループ。マインドマップにそれぞれまとめる。

③確認問題(10分)

 教科書を見たり、グループで相談したり、それぞれのスタイルで、学習内容を振り返りながら問題を解き、確認テストに備える。

④確認テスト&リフレクションカード(10分)

 確認問題の範囲から小テストを実施。その後、リフレクションカードで活動と学習内容、発信力について、振り返りと自己評価をする。

 

合評会では、「さまざまな工夫が行われており、生徒たちもよく活動されていますね。」「進学校での受験対策授業でどうアレンジするのかを考えてみます。」「このスタイルでやる場合には、周囲も巻き込んで全体でやらないと可哀想な生徒が出るかもしれないですね。」という意見がでました。さらに、ジグソー法での専門以外の部分がどうしても手薄になるため、その部分のフォローについても話題になりました。

 

今回の振り返りで話題になったことについては、今後の課題として研究を深めていきたいと思います。今回用いた「発信力の評価基準」を最後に載せます。SランクとBランクはそれぞれ1名ずつで、Aランクにほとんどの生徒が達成しているという自己評価でした。予想よりも高評価でしたが、Sランクに到達するためのさらに具体的な道筋も示していきたいと思います。

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☆発信力の評価基準

【Sランク】~通常の状況で効果的に発揮できる。困難な状況にも対応できる~

○発表準備をする際に、どうしたら相手が分かりやすいかを考えるようになった。

○以前より相手への配慮を意識しながら、積極的に発表できるようになった。

○相手の関心が高いところだけでなく、自分が面白いと思う内容をうまくつたえられるようになった。

【Aランク】~通常の状況で発揮できる~

○チーム内で発言する回数はだいぶん増えた。しかし、自信がなくて伝えたいことを上手に伝えられない場面も多々あり、もっと向上に努めたいと思う。

○相手に伝えることを意識して、要点をまとめて発表するように努力した。しかし、あまり大切でないところも話す場面もあった。

○全体の流れを意識して、大事なところをしっかりと理解できるように話すことが大事だと思った。

【Cランク】~発揮できなかった~

○発言が苦手で、モニョモニョと話してしますことが多い。首を傾げられることがあった。

○発表はした(しなかった)が、それを他人に理解してもらおうとはしなかった。

○  全体的に自分の発言に自信がない。だから表現をためらったり、逆に強い口調になったりすることがあるのかもしれない。