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チームで学ぶ!高校生物

“アクティブラーニング型授業”実践の記録

【読書記録】マイケル A ウェスト『チームワークの心理学:エビデンスに基づいた実践へのヒント』

 

チームワークの心理学: エビデンスに基づいた実践へのヒント

チームワークの心理学: エビデンスに基づいた実践へのヒント

 

【話題】興味がある内容を選んで

①『弾力的なチーム』

 タスクをよくこなし、チームの良好性が長く保たれ、イノベーションレベルが高く、チーム内の協働が良好なチームのこと。このチームは、タスクの振り返りだけでなく、社会的(プロセスの)振り返りもよく行われている。

②『社会的手抜き』

 チーム内で手抜きが起きないようにするためには、メンバー同士の協働やメンバーの貢献を必要とする複雑な課題でなければいけない。このことで、チームメンバーのモチベーションは高くなる。

③『チームタスクのガイドライン

・能力の違いが大きすぎなければ、能力の劣るメンバーのパフォーマンスは、最もレベルの高いメンバー近くまで向上する。

・チームのタスクは本質的に興味深いものであるべき。

・個人が、自分はチームの運命にとって重要であると感じるべき。

・個人の貢献は不可欠なものであり、評価されるべき

・パフォーマンスのフィードバックを伴った明確なゴールがあるべき。

④『会議の基本原則』

・本題から離れない。

・自分の意見を通すだけでなく、他のメンバーの発言を促す。

・手続きについて質問する(会議の方向性、議論のまとめ)

・傾聴力を使う。進行中の議論を続けるか、変えたいと思っていることを示して、そうして良いか尋ねる。

 

【関連づけ】授業へ活かしたいことなど

①『弾力的なチーム』

 授業の振り返り(リフレクションカードの記入)では、授業内容(コンテンツ)だけでなく、話し合いの過程(プロセス)についても、客観的に反省し共有させることで、質の高いチームづくりが期待できると感じた。

②『社会的手抜き』

 生物の問題集等の課題の多くは、個人でも対応できるものが多く、チーム学習に使うためには工夫が必要。一方で、問題を解けるようになる以前の、教科書の理解については、その内容や量を調整することで、チームでの活動に適切なタスクとなる可能性がある。

③『チームタスクのガイドライン

・チーム学習に慣れないうちは、意図した席替えも必要かもしれない。

・単純でマンネリ化した作業とならないよう、課題の提示や活動方法には工夫が必要。

・理解度の違いや、様々な視点が、チームにとってより良い学びに繋がることを伝え続ける必要がある。

・確認テストで、全員が満点を取るという小林先生の実践を思い出した。

④『会議の基本原則』

・話し合いのルールづくりに活かしたい。